DACHSER の環境・気候保護
DACHSER は、長期的に見て、持続可能性に取り組む企業にのみ未来があることを確信しています。同族経営企業である当社は、持続可能な長期事業戦略を追求する責任を認識し、最適な効率の実現に向けて製品とプロセスを積極的に調整しています。そのため、特定の気候保護対策と戦略的研究プロジェクトに投資しています。また、本業以外に社会貢献活動の支援にも携わっています。
当社の事業分野
輸送・倉庫業界では、依然としてエネルギーを大量に消費し、大量の CO2 を排出しています。世界的に商品流通が増加する中でも、ゼロエミッション技術が一般に普及するまでは、既存の機能を効果的に活用して、この業界の気候パフォーマンスを継続的に強化していく必要があります。DACHSER は、環境・気候保護の持続可能な進歩を推進するために、以下の戦略的重点分野に取り組んでいます。

インテリジェントな物流ネットワークによるプロセス効率化
プロセス効率化により、商品流通と情報フローの最適な計画に基づいて不要な輸送やエネルギー消費を最小限に抑え、顧客と事業者の温室効果ガス排出量を削減します。DACHSER の効率的な物流ネットワークは、集中型と分散型の計画、最新の設備、IT システム、熟練した従業員で構成されています。継続的改善としては、AI、IoT アプリケーション、フル積載トラック、メガトレーラー、ロングトラックの利用や、空車回送の回避、複合物流におけるマルチモーダル輸送などがあります。

環境負荷低減技術によるエネルギー効率化
エネルギー効率化とは、ターミナル、倉庫、オフィス、輸送に省エネソリューションと低排出技術を活用することです。DACHSER は、すべての物流施設の運営に 100% グリーン電力を使用し、太陽光発電設備に投資しています。効率化対策としては、LED 照明、電動フォークリフト、熱回収、最新式車両、代替駆動方式などがあります。特定の都市部では、電気トラックやカーゴバイクによるゼロエミッション配送が標準となっています。2025 年までに、DACHSER はゼロエミッション配送をヨーロッパの 25 都市に導入する予定です。

研究とイノベーション
当社は、研究、イノベーション、さまざまなパートナーシップを通じてゼロエミッション物流を推進しています。特に重点を置いているのは、バッテリー電気自動車(BEV)や水素燃料電池自動車(FCEV)など、短距離でも長距離でも EU の基準を満たす車両、燃料、エネルギーです。また、デジタル化や AI 活用によるプロセス最適化に関する研究とイノベーションにより、さらに排出量を削減しています。DACHSER Enterprise Lab では、ドイツのフラウンホーファー研究機構の物流・ロジスティクス研究所と共同で、商品流通とプロセスのデジタル化、効率、持続可能性を向上させるイノベーションを開発しています。

Corporate Citizen+
DACHSER は持続可能性戦略の一環として、Corporate Citizen+(より良い企業市民)プログラムを通じて、低中所得国での社会貢献活動と気候変動対策活動を支援しています。2005 年から、Terre des Hommes と提携して子供たちの教育と生活環境を改善してきました。2023 年には、必要性に基づく地域社会プロジェクトを実施するために、myclimate や Terre des Hommes と提携して取り組みを拡大しました。このプロジェクトは、温室効果ガス排出量の削減、気候適応の支援、持続可能な変化の推進に重点を置いています。
DACHSER のゼロエミッション配送
DACHSER では、ゼロエミッション配送が長期的な気候保護戦略の一環となっています。持続可能な未来への旅にぜひご参加ください。
持続可能な燃料サービス
DACHSER は、気候保護戦略の一環として、EU の再生可能エネルギー指令(RED 2)に準拠した高度バイオ燃料を使用することで、短期的に温室効果ガス排出量を削減する機会を顧客に提供しています。持続可能な燃料サービスの対象は、航空貨物輸送、海上貨物輸送、ブックアンドクレーム方式のヨーロッパ陸上輸送です。バイオ燃料は使用できる量に限りがありますが、ブリッジング技術として、ゼロエミッション技術(陸上輸送のバッテリー電気自動車や水燃料電池自動車、国際海上・航空輸送の e 燃料(合成燃料)など)を補うのに有効です。
メリット:
- 温室効果ガスのライフサイクル排出量を最大 75% 削減
- 廃棄バイオ原料を使用した革新的かつ持続可能な新技術に投資
- すべての貿易レーンで利用でき、排出削減率の選択が柔軟
持続可能性と気候保護のためのコラボレーション
持続可能性の向上を目指す当社の取り組みは、Carbon Disclosure Project(CDP)や EcoVadis といった評価プラットフォームのランキングに反映されています。